ビッグ★バンから始まった(第6話)
天文部(活動停止しちゃったけど)マンガ第6話。
今回で100ページ超え。自分的に過去最長のシリーズになった。
作りながら俺は何でこんな少女漫画みたいなもん作ってんだろって不思議になってウェブで少女漫画をいくつか読んでみた。
そしたら自分の漫画はぜんぜん少女漫画じゃないことがわかった。
少女漫画って基本、主人公の女の子の一人称で語られて、なにか行動を起こすたびにそれについてどう感じたか、ホワホワした抽象的な背景をバックに主人公の内心が説明されるの。
「何をしたか」と同じくらいそれについて「どう感じたか」が重要で、作品全体の情報量の半分を占めると言ってもいい。
別に男は論理で女は共感というステレオタイプを持ってるわけじゃないけど、少なくとも今回読んだものは「共感」に対する周到な配慮が重ねられてる感じ。
男子の参入を拒む障害があるとすればこの共感がうまく働かない部分かもしれない。
自分は少女漫画の良い読者ではないけど、読めないこともない。
ただ、その場合には自分の中である意味スイッチを切り替える必要がある。
「ふ~ん、女子はこういうのが読みたいのか…」っていう、一種ののぞき見感覚で読んでいる。
そうじゃないと「こんな男いねー!」みたいな感覚が邪魔してうまく作品世界に入っていけない。
女子が少年/青年漫画を読むときにも似たような心理操作をしてるのかしら。